今回受講されたのは、仕事で動画編集を迫られてしまった30代の女性です。私の講座では、会社の中で業務上どうしても動画編集をやらなきゃいけなくなる方が一定数受講されます。その中で、少しでも動画編集に興味を持ってもらえればという思いで、毎回レッスンをさせていただいています。
今回の女性も、動画編集自体には、興味があり、ご自身でも何本か制作されていました。ただ編集ソフトで作った動画ではなく、パワーポイントで作った動画でした。パワーポイントでもスライドを動画にすることはできます。プレゼンテーションで使用するには、パワーポイント動画は有効でしょう。しかし、それをYouTubeにあげて、一般に後悔するとなると、ちょっと見劣りしてしまいます。
会社の業務などで動画編集をする場合、新たに何かを撮影するというよりは、画像を動かして動画にするとかグラフなどの資料を動かして動画にするパターンが多いです。
この女性にとって学ばなければならないのは、2つあります。編集ソフトの選び方と編集ソフトの使い方です。
私はいつも初心者の方には、フィモーラというソフトが使いやすくておすすめですよとお伝えしていますが、この場合は、フィモーラよりもより高度な編集ができるプレミアプロの方が良いと思いました。プレミアプロの方が、よりオリジナリティーの高い編集ができるのと、プレミアプロを開発・販売しているAdobeが出しているソフト、フォトショップやイラストレーター、アフターエフェクツなどを併用して使うことで、画像をより動画っぽく見せることができるからです。ただし、初心者には使いこなすことが難しいので、少々勉強が必要になります。ただし、普段パソコンを使って仕事をしている人なら1ヶ月もあれば、ある程度はマスターできると思います。
編集ソフトの使い方に関して、私の方針は「とにかく実践!」で編集作業をしながら覚えるのがいいと思います。今は、プレミアプロの使い方を解説しているYouTubeの動画がたくさんあるし、検索すれば、ブログの記事もすぐに見つけることができます。かくいう私も、わからないことがあるとすぐに検索して記事を読みながら作業します。
その場合に、自分のやりたい編集をしている動画を決めて、その「マネ」をすることが重要です。受講された彼女はやりたいモデル動画が決まっていたので、比較的早く同じような動画を作ることができるようになると思います。モデル動画を見つけ方は動画制作にとって非常に重要なので、また別の機会にお話しようと思います。