私の講座には、大学生から、60代の年配の方まで幅広い年齢層の方が受講されます。私がいつもすごいなと思うのは、60代以上の年配の方が、YouTubeに挑戦することです。特に普段パソコンなどを使っていない方でも、やりたいという強い思いだけで、挑戦している方も少なくありません。今回はそんなチャレンジをされている60代の女性の話です。

彼女は5年以上前から、自分でチャンネルを作り、不定期ではありますが、動画を投稿していました。主に踊り(舞踊)の動画でしたが、再生回数は1万回を超えるものもあり、すごいなあと思いながら、本人の話を聞いていました。

本人によると、コロナ前は、そういうステージを年に数回、有観客で行っていたそうですが、コロナになって、一切できなくなり、次に考えたのが、カード占いをしている様子を撮影した動画でした。

基本的には、ジャンルは混在しない方が良いです。踊りなら踊りのチャンネルだし、占いなら占いのチャンネルというふうに分けていかなければなりません。本人的には、とにかく動画を投稿すれば、再生回数が増えるのではということで、動画を投稿したようですが、「ジャンルは統一した方がいいですよ。」と説明させていただきました。

なぜジャンルを統一した方がいいかというと、YouTubeはもちろん、視聴者の再生回数が1番の評価基準ですが、そのほかに、“YouTubeの評価”も重要になってきます。YouTubeの評価とは、関連動画に表示するとか、検索の上位に上がるとかですが、YouTubeがそのチャンネルの分析をする場合、機械でジャンルを認識するわけです。チャンネルに上がっている動画が踊りだったり、カード占いだと混乱してしまいますので、注意してください。

彼女は、もっと再生回数を伸ばしたいという思いで、私の講座を受講され他のですが、ジャンルの整理以外にもオリジナルのサムネイルを作成していないという課題がありました。そこで簡単なサムネイル作りの方法や、オリジナルのサムネイルのアップロード方法も説明し、また動画の企画アイデアもいくつか提案させていただきました。

踊りについては、公共の会場を借りて、撮影用に無観客で踊ることがすでに決まっていて、その動画をアップロードすると話していました。いずれにしても、YouTubeに年齢は関係ない、やりたいという強い思いが重要なんだなと逆に学ぶことがたくさんありました。

今後も色々な生徒さんの状況をお伝えします。