私の仕事は普段、人に教えるのがメインではなく、動画制作がメインです。また動画制作もテレビの仕事から企業案件、YouTubeの動画など多岐にわたっています。実は今年の3月、レギュラーでいただいていたお仕事が2件、新型コロナウイルス感染症の影響でなくなりました。

一つは東京MXテレビで放送していた朝の情報番組「モーニングCROSS」です。4年近く担当していて、非常に思い入れの深い番組でしたが、予算が厳しいということで、放送終了。通常であれば、お別れ会というか送別会というか、そういったイベントごとをやるのですが、コロナ禍なので、それもなく、スタッフのメンバーとはあっさりとお別れしました。

もう一つが、川口市の広報番組「ふれあい川口」です。これは約5年制作していて、地元川口の魅力をいつも学べるいい番組だったのですが、予算削減の一環で打ち切りとなりました。レギュラー番組がいきなり2本も無くなるのは、結構痛手で、収入の8割がいきなりなくなってしまった感じです。そういう意味でも新型コロナって怖いですね。

そんな中、必死に新たな仕事を探していたら、3月末に新規で決まりました。それは、文部科学省の動画制作の仕事です。これは、文部科学省に常駐して、各部署から依頼された動画制作案件をこなしていくものです。

今を遡ること二十数年前、大学を卒業し、株式会社日本テレビビデオに入社したのですが、入社した当初は、企業のビデオばっかり制作する部署で6年半働いていました。特に後半3年ぐらいは、官公庁のビデオを担当し、色々な省庁のビデオ作りをしたのを思い出します。現在は、各省庁とも、YouTubeのチャンネルを持っていて、そこにさまざまなビデオをアップロードし、運営しています。

代表的なのは、大臣の会見などの記者発表もので、撮影から携わるものもあれば、動画をYouTubeチャンネルにアップロードするだけの業務もあります。

前の業者との引き継ぎがうまくいっておらず、また文部科学省の担当者と意思疎通ができるようになるまで、少し時間がかかりました。現在は問題ありません。

この業務は私の場合、週5日の常駐は難しいので、週2日ほど、日程調整をして出勤しています。4月から開始してまもなく5ヶ月が経とうとしています。ここ数年は、自分で撮影・編集をする機会が少なかったので、そういった意味では非常に楽しい業務です。

この文部科学省の業務は、来年の3月まで続きます。