5年ぐらい前から、4年ほど担当していた仕事がありまして、それは、独立行政法人のジェトロ(日本貿易振興機構)のインターネット番組「世界は今」というコンテンツです。これは、ジェトロの広報が、中小企業の事業者に向けて、事業拡大を指南するもので、特に海外市場進出を目指す企業に対しての示唆を与えるような内容になっています。この編集業務をやっていたのですが、コロナ禍でいつの間にか、話が来なくなったなあと思っていたら、担当する制作会社が変わっていました。
ただ、このような官公庁系のプロジェクトは、癒着を防ぐために、数年で業者が変わるのが常なので、もうこの仕事をやることはないと思っていました。
しかし、そんなある日、エージェントから新たな仕事の依頼が来ました。以前のブログでもお伝えしたように、コロナ禍で仕事が激減し、そのため、色々なエージェント、制作会社さんに何か仕事はないかお願いをしていたので、喜んで「お受けします」と返事をしたところ、実は以前担当していたジェトロの案件だったのです。
制作会社は変わりましたが、ジェトロの担当者は、ほとんど残っていて、すんなりとまた業務に入れたので、そういう意味ではストレスのない現場といってもいいのかなと思います。
この番組のテーマは「海外」なので、以前は、世界各国へ取材に出ていました。なかなか取り上げない国も多く、普段行かないような国の様子はとても興味深いです。南アフリカとかイスラエルとかロシアなどを担当したときは映像を見るだけで楽しかったです。
しかし、現在はコロナ禍で、ジェトロの担当者も現地へ取材に行くことができず、資料映像や映像提供、またインタビューもオンラインインタビューがメインなので、それはそれで大変そうです。私としても、この案件は、先ほどご説明したように「編集」がメインの作業になるため、素材を一つ一つ細かくチェックしながら、普段よりも悩んで編集しています。
私は普段編集だけを担当するわけではないので、ある意味、人が書いた原稿や人が撮影した映像を編集するのに慣れていないため、作業に結構時間がかかります。前回も、毎日夜遅くまで編集してしまい、寝不足が続きました。
この仕事も、6月から入って、まもなく3ヶ月。来年3月まで月1本ペースで続く予定ですが、全力で取り組んでいきたいと思います。もしよかったら、一度観て下さい。「ジェトロ 世界は今」で検索すると出てきます。
https://www.jetro.go.jp/tv/