私の担当している番組では、学生のアルバイトが勤務をしているのですが、多くの方がテレビ業界に就職希望で、少しでも繋がりを持ちたい、業界のことを知りたいという思いで、希望し働いています。

 私も就職活動では相当苦労しました。キー局、準キー局、大手制作会社、片っ端から受けましたが、全滅。というかテレビ業界に就職する人が、自分の大学からはほとんどいなかったので、情報なし、OBなし、コネなしのないない尽くしで、就職活動に望むという非常に無謀な挑戦でした。

両親には、特に細かいことを言われてはいませんでしたが、周りの友人が一人、また一人と内定を決めた報告を聞くと、焦ったものでした。結局2月下旬まで決まらず、就職浪人を覚悟しなければいけないかなという状況だったのですが、当時の株式会社日本テレビビデオという会社の求人にたまたま応募したら、ラッキーなことに採用になり、無事に4月から業界の門を叩くことができました。

 契約社員で入社したのですが、ありがたいことに、入社4年目で正社員に登用が決まり、12年半、働かせていただきました。当時の採用担当の方には、何もできない私のような大学生を採用していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 今は、業界にどっぷりとつかり、むしろ採用する側になったのですが、こういう時代ですから、社員として働くのが全てではないし、テレビ業界のようなブラック?な業界で働くのが全てではありませんが、業界に入りたい人に少しでもアドバイスができればと思い、今回ブログを書きました。今後、YouTubeTwitterでも情報発信していこうと思っていますし、また、インターンを募集しようと思っています。

さて、テレビ業界に入るためには何をしたらいいかですが、一番やっておいた方がいいのは、やはり、テレビ局、または番組制作のアルバイトをして、業界の仕事は何なのかを知っておいた方がいいと思います。そこで大事なのは、働くADさんやディレクターさんと仲良くなることです。彼ら彼女らは、業界の先輩ですから、仕事の内容はもちろん、どうやってこの仕事についたかのノウハウを知っています。ご飯に連れてってもらったり、飲みに連れてってもらったりするのはもちろん、仕事の合間に色々と話を聞くと、ほとんど100%答えてくれるはずです。局や大手制作会社に入りたい人は、番組の偉い人、いわゆるプロデューサーと仲良くなる、話をするといいと思います。多くのプロデューサーは、就職の面接官を担当しますし、運が良ければ、面接を通してくれるかもしれません。

またこの話次回もしようと思います。